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ジャーヘッド

↓でも書きましたとおり、昨日はTOKYO FMホールで行われた試写会で本日公開の「ジャーヘッド」を鑑賞しました。
余談ですが、上映前に見たこともないオッサンふたりのトークショーがあって、テンション盛り下がりました。
御託並べるのはおすぎと筑紫さんの仕事です。
お前らの話なんぞ聞かされても屁のつっぱりにもならんわ!

で、「ジャーヘッド」ですが、

(「フルメタルジャケット」+「戦争のはじめかた」×2)÷3

とか、そんなかんじ。
ちゃんと1として成立する映画だったと思いますよ。

湾岸戦争に派兵された海兵隊員が記したノンフィクションを映画化した作品。
監督は「アメリカン・ビューティー」ロード・トゥ・パーディション」のサム・メンデス。
出演は「ドニー・ダーコ」「デイ・アフター・トゥモロー」のジェイク・ギレンホール、
「フライトプラン」「ニュースの天才」のピーター・サースガード、
「Ray/レイ」「コラテラル」のジェイミー・フォックス。

湾岸戦争当時、私は小学校低学年でありました。
湾岸の燃え盛る油田の映像しか記憶になく、この戦争の背景など今もって知りません。
ので、ここは素直に映画としての感想を。

映画のしょっぱなは、まさにフルメタルジャケット。
ギレンホール演じるスオフォード(以下スオッフ)が上官にしごかれまくり。
「おまえのかあちゃん、でべそ!」
「イエス・サー!」
「お前、俺のことが好きか?」
「もちろん、イエス・サー!」
「お前はゲイか?」
「サー・ノー・サー!」
確かこんな感じ。
配属された小隊でも、海兵隊伝統の新人虐めがあるし。
自由の国アメリカの海兵隊員には、権利もくそもあったもんじゃないのである。

湾岸に派兵後は、秀作なわりに名の通っていない映画「戦争のはじめかた」的。
アメリカの自由と正義を守るためと意気込んで敵を殺しに中東の砂漠くんだりまでやって来たのに、スオッフの斥候狙撃隊の出る幕無し。
ベトナム戦争的訓練を受けてきた斥候狙撃隊は、湾岸では役に立たなかったのである。
まさに「この戦争は速すぎる」なのであった。
ひたすら水分補給・訓練・水分補給で、いつか来る敵を待つばかり。
そらそのうち飽きますわな。
故郷を懐かしみ、寂しさを紛らわすためパーティ。
戦争したいのにできない、鬱憤を晴らすためにパーティ。
そんで、壊れる。
壊れ方も十人十色といいますか、ここらへんの描き方がこの映画の面白いところでした。
獣だらけの海兵隊員の中でただひとりジェントルと思われたサースガード演じるトロイが最終的には大崩壊したところ。
戦争って恐いな、と思った。
ジェイミーたん演じるサージ・サイクスははじめから壊れていたようです。
いや、壊れていたというよりは、はじめから違う世界にいたみたい。

最後に印象に残ったシーンをいくつか。

「地獄の黙示録」鑑賞会。
そら訓練を受けて、派兵前となりゃ盛り上がる盛り上がる。
わたしもつられてちょっと興奮してしまった。
マガジンをヘルメットでコンコンってやるところで。

テント内でのガスマスク着用訓練。
ガスマスク姿で「ルーク、ダークサイドへ来い、ルーク」
お前は小学生か。
うん、かわいいぞ。

スオッフの吐瀉物が砂漠の砂になる夢。
やっぱりサムたんの映画なのだと思った。


以上。
けっこうオススメの映画であります。
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by c-oichan | 2006-02-11 12:32 | 映画

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